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[はぁー！！飲んだぁー！！]
「りっちゃん、もうちょっと静かにね。」
満たされた心とお腹に満足感を感じながら、騒ぐ連れに注意を送れば、えへへという笑顔が返ってくる。
まだ帰りたくない。っていうお互いの総意を連れて二軒目の店を探す。
フラフラと二人で歩いているとあるお店の前にちょっとした人集りが見えた。
「ねぇ、りっちゃん。あれ何？」
[ん？…あれクラブでしょ。なんかイベントでもあるんじゃない？有名人でも来んのかな？]
ちょっと見てみよー！と普段より数段高いテンションのりっちゃんは、そのままその人だかりへと歩みを進める。
ということは、腕を組まれている私も自ずとそこへと向かっていく。
[え？まじ？]
ポスターのようなものを見たとき、りっちゃんの元から大きい目が零れ落ちそうなぐらい開かれた。
「どした？」
[お、お、推しだ！]
うわぁぁ！と口を抑えキラキラした目でポスターを見つめる彼女はさながら恋する乙女。
「…飛び入りで入れるのかな？」
［え？でも…］
「推し？が近くにいるんなら行くしかなくない？いつもあたしに付き合ってもらってるし、たまにはりっちゃんに付き合わせてよ」
クラブってちょっとどんなとこが興味あるしと続けようとした言葉は熱い抱擁に消えていった。
［Aありがとー！！］
そんなに喜んでもらえるならこの選択は間違ってなかったなと思う。
意外とさらっと入れたクラブが私達の2軒目に決まった
ーーーーーー
ーー
[Aー、大丈夫？！]
「う、うん！なんとか！」
心臓ごと揺れてるんじゃないかと思うぐらいの爆音と、別世界みたいな雰囲気に戸惑い、思わず眉間にシワが寄る。
[〜に行こっか！]
「え？なんて言った？！」
[飲み物！貰いに行こうか！]
お互いの耳の近くで声を張り上げないと聞こえないという普段はあり得ない状況が段々と面白くなってくる。
我慢できずに吹き出せば、同じように笑うりっちゃん。
[ほら行くよ！]と差し出された手をしっかり握り、人混みの中に進んでいく。
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のん(プロフ) - とても面白い小説ではまってしまいました。主人公の気持ちがとても切なく、共感できる素敵な主人公だなと思います。どんな結果でも幸せになってほしい！これからも応援してます。 (3月15日 16時) (
レス) id: d13a90d6ad (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - とても面白かったです。思いあってるのにすれ違ってる2人も、彼女のことを考えてくれる目黒くんも、立場を考えると切なくなります。深澤担ですが主人公がしっかりとしてるのに、段階を踏んで目黒くんの優しさに触れていく過程が素敵でした。続き楽しみにしてます。 (3月15日 4時) (レス) @page38 id: 3a34fd6c9d (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます！続きがとても楽しみです！ (3月13日 22時) (レス) @page38 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お豆腐屋さん | 作成日時：2024年3月3日 21時
