深澤先輩！（紫）

47話 ページ47

　
　
岩本「Aちゃん、おいしい？」



「はい！美味しいです！タピオカってこんなに美味しい食べ物だったんですねー！照先輩連れてきてくれてありがとうございます！」



岩本「ふふ、よかった」
　
　
　

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

照先輩とタピオカだけが今の私の救いだ。この地獄の空気を和らげてくれる天使照先輩と美味しいタピオカ。ありがとう、また絶対食べに来るからね、タピオカ。

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　




深澤「………Aちゃん、ついてる」



「…へ？」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

どこにですか、と聞こうとした瞬間、前から伸びてきた手が私の頬に触れると、親指で口元を拭われた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


深澤「ふふ(笑)」



「…………………え？」
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

え？ナニイマノ？？


　
　
　
　
　
　
　
　
　

岩本「ふっかやめて、触らないで」



深澤「んー？だってついてたから〜わら」

　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


深澤先輩の手が伸びてきたなーって思ったら？ほっぺ触られて？親指で拭われた？
ん？ユメ？？…………ゲンジツ？
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　


「………っ(ガタン)！！」



深澤「ふは、Aちゃん顔真っ赤」


　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　



なにそれ、なにそれ、わかんない、パニック！
思わず机を叩いて立ち上がってしまい、嫌そうな顔で見られた周りの人に、すみません、と謝り、小さくなって席に座った。
脳内処理が追いつかない。深澤先輩、え、なに、どういうこと。
ただ一つわかることは、現在あたふた脳内処理に追われている私を見て、深澤先輩がニヤニヤ笑っていることだ。

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