検索窓
今日:114 hit、昨日:100 hit、合計:56,264 hit

ページ20

「うん、それは伝わってるけど」
『だからね、康二くんのお仕事が増えて、色んな人に愛されて、すっごく嬉しいよ』
「…ん」
『キスも、ハグも、何とも無いわけじゃないし…でもね?』

『向井康二っていう1人の男の子がしてくれるキスは、私だけが貰えるものでしょ?』

そう言って笑うと、目をうるうるさせた。

「〜〜っA!」
『苦しいよ康二くん』
「ほんま好き、だいすき、めっちゃ好き」
『はいはい』

私の胸元に顔を埋めて、グズグズと鼻を啜った。
優しすぎて、心配だったんだろうな。
いくらお芝居とはいえ、ラブシーンはファンの子を傷つけてしまう事もある。
それを理解してと言っても、伝わらない時は伝わらない。
…今回のこのシーンも、大切に撮ったって言ってたけど、相当不安だったんだ思う。
何より、私にその場面を見られるのが。

『康二くん、大丈夫だよ』
「うん」
『ふふ、だーいすき』

ロン毛の健ちゃんも色気あって好きだけどね、と告げると
なんかそれは嫌や、と悔しそうな顔をした。

「浮気はあかん」
『浮気?あれは康二くんでもあるでしょ』
「…でも健ちゃんやん。俺は俺やもん」

すっかり甘えん坊モードで、私の事を抱きしめて離さない。
かっこつけちゃうとこも、男らしいとこも、泣き虫なとこも、こういう甘えちゃうところも、全部好きだけど。

「…な、もうベッド行こ」
『まだ日付も変わってないのに珍しいね』
「寝るんちゃうもん」

最後にそう言った後、今度は康二くんからキスされた。
ちゅ、ちゅと何度も降ってきて、段々息が出来なくなって。

『…康二くん』
「健ちゃんのキスシーンは終わり。俺といっぱい、ちゅーしよ」

ベッド、行こうって言ったくせに。
ソファになだれ込む2人、何度もキスした。


(俺の方が、健ちゃんよりちゅーうまいもん)
(…なあに、その張り合い)
(あんなうっとりした顔して見られてたら、張り合いたくもなるやろ)

green→←orange



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (91 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
436人がお気に入り
設定タグ:snowman , 佐久間大介 , 目黒蓮   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年2月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。