世界はキミと恋をする③【名前変換オリジナル】 (ページ23)

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―――数日後

「そんな、大袈裟だよお祝いなんて」

透也『大袈裟じゃないです。これは祝うべき出来事なんですから』

「その気持ちだけで充分嬉しいよー？」

透也『俺がお祝いしたいんです』

「そ、そう！？」

透也くんと電話しながら、私は駅に向かう

今日から駅にポスターが飾られる。

私はやっぱりソワソワしているんだ...

実感は湧かないけれど、事実なんだよね？
本当に私の絵が...

「...っ…///」

透也『どうかしました？』

「な、なんかドキドキしてきたよ...」

透也『...俺も、一緒に行けなかったけど絶対見に行くんで』

「うん...大丈夫だよ」

心拍数が上がる。

これから、何千何万の人に見てもらえるんだろう

私と高梨くんの約束の花火

いつか、届けたいな...

「わあっ...！！！！」

思ったより大きくて

思ったより繊細で鮮やかだ。

私の描いた花火は、駅の真ん中に大きく咲いている。

考えた鮮やかな赤もドンピシャ

なんだか涙が出そうだ！

透也『どうですか？』

「すごい...すごいよ！めちゃくちゃ綺麗！」

自分が作った世界

いや、君に恋した瞬間の私の世界が

こんなにも綺麗だったんだ...

「嬉しい...」

？「これ、田中が描いたの？」

「..……え？」

-----------------------------カツ...ン

私は携帯を落とした。