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私たちは近くの公園に来ていた。
晴人「落ち着いた？」
「は、はい！すみませんお茶まで買ってもらってしまって」
晴人「いいって」
高梨くん...1年ぶりだけれど少し大人っぽくなった
白に近いくらいに明るかった髪は暗めの茶髪になって
ピアスの数も減った
隣に座っただけで分かる君の匂いは変わらない
晴人「髪染めたんだ？」
ち、近っ...！！///
「これはその...お任せって言ったらこうなって...」
晴人「いいじゃん、似合うよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ドキッ...
久しぶりのトキメキに少しにやけそうになるのを我慢する
この心の中は秘密にしなきゃ...
「高梨くんは...どうしてここに」
晴人「本当は春から大学でこっちに来てたんだけどさ、携帯壊れちゃったし田中がどこにいるのか分かんなかったから」
「そうだったんですね」
連絡がとれなかったのはそういうことだったんだ...
晴人「だからさ...連絡先教えてよ」
「え？」
晴人「いま田中が何してて何が好きで何を頑張っているのか、知りたいから」
「は、はい...///」
なんだか、あの時よりも距離感が近いような気がした。
これはきっと１回離れたからなのかな
高梨くんの中で私は...どのくらい...？
晴人「すぐ...連絡する」
「分かりました！」
私の恋は叶うはずない
１回終わったようなものだった。
でも、少しだけわがままを思ってもいいのかな？
この恋をまた...始めてみてもいいのかな？
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作者名：セピ力
| 作成日時：2024年3月19日 23時
